・輸出梱包事例【国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包】
国連認定UN規格ファイバーボックス
こちらが組立前の国連コード 4G/Xの認定を受けたトライウォール社製の輸出梱包容器です。
UNマークに続いて国連認識番号4G/X30/S/YR/J/HK/TWが印刷されてます。
因みにこの容器は総重量(gross weight)30kgまでとなります。箱の自重が2kgですので28kgまで梱包可能です。
液体と気体の危険物を直接梱包することは出来ません。ただし、液体・気体でも既にUN規格のビンや1斗缶・
ペール缶などの容器に入っている場合は、『OVERPACK』扱いで梱包することは可能です。
また、内容物の種類や量によっては少量危険物扱いで輸出梱包が可能な事があります
ので
MSDS(安全データシート)をお手元に用意いただき、電話03-3732-3803・メール等でお問合せ下さい(^^)/
国連の認可マークおよび認識番号
箱の側面には、国連の認可マークおよび認識番号が
印刷されておりますので「危険物容器検査書」は不要
です。もちろんIMOラベルも不要です。
BW700G PAK
材質は、バイウォール700G AA/Fとなります。
厚みは10ミリです。
危険物梱包
こちらが今回梱包する危険物。内容物が固体及び
粉体の場合のみ使用可能です。
重量を測ります
まずは重さを量ります。
危険物梱包容器の組立
続いて箱の組み立て。
ケース組み立て手順書に準じた内袋
梱包手順書に従って0.04t以上のPE(ポリエチレン)袋を
内袋として使用します。
国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包
一斗缶を入れます。
国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包
今回は袋を念のため二重にしました。
国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包
輸出梱包の押さえ処理と蓋受け処理

PE袋の口をしっかり閉じます。
隙間の空間には、緩衝材を適宜入れて、
万一の衝撃に備えます。


この箱を使用するに当たって、必ず梱包手順書に従って
梱包しなければなりません。
使用する封かん用テープもダイクロステープ
(75ミリ巾 耐水性強粘着黒色)と決められています。
しかも、貼り方もH貼りと指定されます。
危険物梱包の封かん
国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包
H貼りに封かんして梱包完了です。

この危険物梱包容器のサイズは、
内寸で360ミリ×360ミリ×360ミリですが、
この他にも3種類の国連認定容器がございます。

UN 4G/X22/S/YR/J/HK/TW
内寸310ミリ×310ミリ×300ミリ

UN 4G/X33/S/YR/J/HK/TW
内寸435ミリ×321ミリ×318ミリ

UN 11G/X/YR/J/TW-1Y/1800/500
内寸914ミリ×914ミリ×914ミリ
※11Gは、下部に荷役用のパレットが付きます。
国連認定UN規格 危険物梱包容器を使用した梱包
無事に届きますように・・・