輸出梱包事例【ハープのトライウォール梱包　通い箱仕様】

・輸出梱包事例【ハープのトライウォール梱包　通い箱仕様】

2種類のハープを遠征用（海外も含む？）に何度も使えるような通い箱形式での梱包箱製作です。近くで見ると、木目が美しいハープです。あまり普段見かけないため感動です。たまたま通りがかった親子が「ハープですか？」と声を掛けられ、やはり初めて見たとのことで、珍しそうに眺めておりました。弊社はバス通りに面しているため、たまに通行人に声を掛けられ作業中断も珍しくありません(笑）本日は、フランスのパリで開催された国際ハープコンテストで日本人が初めての優勝されたというビッグニュースもあり、何か感慨深げなものを感じます。
まずは専用のカバーを被せます。	逆から眺めます。

ハープそれぞれを採寸して、うまく固定ができるように　緩衝材を使って、作りこみます。　両脇は展開する仕様にして、ハープを載せるときに　なるべく持ち上げないですむようにしました。　前回に掲載したピアノの場合は、一度きりの仕様のため　テープで止める仕様でしたが、今回は何度も使う箱の　ため、メタルファスナーというネジで止める仕様にして　あります。
	また、写真では見えませんがハープは背が高くて、　倒れやすいため、底に合板材を釘打ちしてあり、　トレイを故意に重くしてあります。そうすることにより、　重心をなるべく下に向かわせて倒れないようにする　ための工夫でもあります。　また、これは箱本体を引きずられた際にも箱が　壊れにくいよう箱下部の補強も兼ねているのです。


それぞれのハープがうまく台座にハマリました。　右の画像は、ハープの背当てに使用する囲いです。
	背面部の突起がきちんとハメコミになるよう　設計しました。

	正面から見ると良く分かります。
トレイ（底面）の組立です。	メタルファスナーでネジ式となります。
	こちらは前面の様子。突起をはめ込む緩衝材。下の画像は、それぞれ上から見たところです。

全体を上から眺めます。大分　箱になってきました。後はキャップ（フタ）を被せてベルトで締めて完成です。

手掛け用取っ手は、箱に穴を開けて・・・	プラスティック製取っ手をはめ込んで・・・
	「バチンッ！」と止めるだけで、穴の補強と持ち運びの際に指の保護にもなります。
蛍光緑色の荷締めベルトをバックルに通して、　締めれば梱包完了となります。
沖縄県に向けて出荷待ち。