・梱包事例【美少女フィギュアのオークション用強化ダンボール梱包】
オークション出品のレジン製フィギュアを販売のため、梱包依頼をいただきました。
まず、台座を固定します。取り外しが容易に出来るようにメタルファスナーというネジで留めます。
通常、フィギュアを一般の方が梱包される場合は、
人形本体をプチプチなどの緩衝材でグルグルと厚めに
ガチガチに隙間なく巻く方法で梱包される方が多く
見受けられますが、その方法ですと外部からの衝撃が
間接的ではありますが、製品に伝わってしまうため
あまりいい方法ではないと感じています。もし、プチプチ
を使われる場合は、緩めに巻いて箱の中で多少動く
程度にした方が好ましく、衝撃を分散して製品に直接
力がかからないように工夫することが大切です。
そういうことから、箱の内側壁から製品までの空間が
あったほうが外からの力が製品に到達しづらいのです。
箱の中央部の両側からPPバンドを通す穴を開けて
フィギュアには、ミラマット5ミリ厚を軽く巻いて、
梱包(木枠梱包などの工業包装)用語での
「振れ止め」処理をします。
そして、頭部には「押さえ」処理を施します。
上から見ると、意外とシンプルな内装が分かりやすいと思います。
あとは、フタをして封緘します。
箱に運搬する際の注意喚起としてステンシル表記
を赤インクで刷り込みします。
「取扱注意」やケアマークなど・・・
封緘には、今回PPバンドを使います。
輸出梱包の場合は、エステルバンドを
使用し、金属性のシールをしますが
受け取られる方が一般の個人の方
でしたので、開梱しやすくするために
あえて、PPバンドを使います。
これで完成です(^^)/
最後に荷役の取扱を慎重にしてもらえるように、
衝撃感知ラベル「SHOCKWATCH」を貼ります。
これは、ある一定のG(衝撃)が貨物にかかると
それに反応して中央部の白い部分が赤く変色し
運搬中に衝撃が加わったことが判明するラベルです。
画像をクリックすると拡大表示されます。
輸出する場合に万全にするには、
この梱包(内装は変わります)の後に
吊り梱包を施したりします。
吊り梱包とは
吊り梱包の事例
上記の文字をそれぞれクリックすると
URLが表示されます。
後は到着まで無事に着くよう丁寧な荷扱いを祈るだけです。(^^)/